
米雇用統計って大事って聞くけど、あらかじめ予想できるような指標はないかな?



ズバリ!あります!!
アメリカの雇用統計は為替をみるうえでとても大きな材料となります。
米雇用統計で利益を出すには、発表される数字が良好なのか、悪化しているのかを予想しなければいけません。
この米雇用統計を占う先行指標として以下の2つが注目されています。
- ADP雇用統計
- 新規失業保険申請件数
では、さっそく解説していきます!
目次
ADP雇用統計
雇用統計発表前の指標として注目されるのが、ADP雇用統計といわれるものです。
ADP雇用統計の特徴
- アメリカの民間会社が算出した雇用環境を表す数値
- 発表機関:ADP社(アメリカの給与代行サービスの大手の会社)
- 発表日程:雇用統計発表の週の水曜日
- 雇用統計の直前に発表される
市場関係者、アナリストたちはこの指標を踏まえて雇用統計の予想数値を確認しその意見の一致が市場を動かすともいわれています。
また、指標発表の後に為替に急激な変動が出やすいという特徴もあります。



雇用統計の2日前に発表されるために雇用統計を占う指標として市場から注目されています、発表後は相場に影響が出ることがあるため注意が必要ですね。
新規失業保険申請件数
失業保険申請件数の特徴
- 1週間に申請された失業保険の申請件数(内訳の失業保険継続受注件数も雇用環境を把握する上で有効)
- 発表機関:米国労働省雇用訓練局
- 発表日:毎週木曜日
- 毎週発表あり。とくに「12日」を含む週の結果は注目。この週には労働統計局が発表する雇用統計のサンプル採取期間といわれている → 雇用統計と相関性が高い
申請件数40万件が好悪の分岐点と言われ、超えてしまうと市場心理は悪化してしまいます。特に12日の週の発表は雇用統計との相関性も高い指標であるためチェックしておきたいですね。



申請件数が少ないほうがいい数字ですよ。
雇用統計の前には「ADP雇用統計」「新規失業保険申請件数」に注目!
雇用統計をみるうえでは失業率や非農業部門雇用者数などの重要な指標があります。
ただ、それだけでなく、今回解説したADP雇用統計・新規失業保険件数などの数字にも目を通すことでアメリカの雇用統計の状況がどのようになるかさらに予想しやすくなるかもしれません。
チェックするものが多くてたいへんかもしれませんが相場で生き残るために一緒にがんばりましょう!!
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