この記事では
- 円安?円高ってなに?
- 円とドルの関係って?
- 他の通貨ペアの時はどうなるの?
よくニュースとかできく「円安」「円高」という意味がわからない人や、なんで「円安」「円高」になるんだろう?という方にわかりやすく説明します。
ぜひ、参考にしてみてください。
こちらの記事は円安・円高を深掘りした記事になります。よかったらぜひ読んで見ていただけたら嬉しいです。
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円安ってなに?円高ってなに?

ニュースとかで聞いたこともある方も多いと思いますが「円安」「円高」という言葉を聞いたことはないでしょうか?
これが実にややこしい。(←私はFXを始めた当初、これすら知りませんでした。笑)
例えば、70円と100円があったとします。あなたはどちらが「円安」だと思いますか?

えーっと、70円じゃないんですか?だって、100円より少ないし・・



答えは・・100円の方が円安なんだぞ。
これは多くの人がつまずきやすいです。私はつまずきました。笑
例を挙げて説明していきましょう。では、海外旅行に行くことをまずイメージしてください。アメリカに行く際、円をドルに両替(交換)しますよね。
旅行前、1ドル=100円とします。そして、無事に旅行を終えたあなたはドルを円に両替しないといけません。両替時に1ドル=120円でした。交換するためには120円を払わなければいけません。20円損してしまいます。旅行前は100円で交換できたのに・・
これはドルに対して、円の価値が相対的に低くなった(円安)ということになります。この場合だと、「20円の円安」ということになります。
では、この逆はどうでしょう?
旅行前、1ドル=100円とします。そして、無事に旅行を終えたあなたはドルを円に両替しないといけません。両替時に1ドル=90円でした。10円得をしたのです。
これはドルに対して円の価値が相対的に高くなった(円高)ということになります。この場合だと、「10円の円高」ということになります。
- ドル/円が上昇 → 円安
- ドル/円が下落 → 円高



通貨の価値が上がると〇〇高、下がると〇〇安にって考えると覚えやすいです。
円安・円高は何によって決まるのか?
円安・円高、どちらに進むのかはいろんな要因によって決まるとされているが、大きな要因のひとつに日本のファンダメンタルズが挙げられます。
国の経済力を見るための経済の基礎的な条件のこと。経済成長率・国際収支・物価上昇率・失業率など。
円安・円高のとき、ドル側から見てみると・・


異なる2つの通貨を比較したとき、どちらの通貨の価値が高くなったか・低くなったかを考えるとわかりやすくなってきます。
では、円安や円高のときをドル目線で見てみましょう。
1ドル=100円から1ドル=120円と上昇しました。1ドル交換できる金額は120円に増えます。20円増えたわけです。
これは円に対してドルの価値が相対的に高くなった(ドル高)ということになります。
では、この逆はどうでしょう?
1ドル=100円から1ドル=90円に下落しました。1ドル100円で手に入ったのに、今は90円しかもらえなくなります。10円減ったわけです。
これは円に対してドルの価値が相対的に低くなった(ドル安)ということになります。
円とドルの関係





円とドルってそれぞれなんで動くんですか?
円とドルの為替相場は
- ドルを円に交換したい人←円が欲しい人
- 円をドルに交換したい人←ドルが欲しい人
この両者のバランスによって決まる。
例えば、アイドルのグッズでがとてもめずらしいグッズがあったとしましょう。それを多くの人が「そのグッズが欲しい!!」となると、以下の現象が起こるかもしれません。
「5000円で売って!」「私は1万円で売って!」「俺は2万円売って!!!」
つまり、欲しい人が多ければ多いほど、モノの価値は上がっていくということなのです。
逆に、欲しい人が少なければ少ないほど、モノ価値は下がっていきます。
円とドルもこの関係といっしょです。
- 円を欲しい人がドルを欲しい人よりも多ければ多いほど円の価値はドルに対してどんどん上がっていく → 円高に進む
- 円を欲しい人がドルを欲しい人よりも少なければ少ないほど円の価値はドルに対してどんどん下がっていく → 円安に進む
通貨ペアの表示も見てみよう


2つの通貨間の組み合わせで表現されることもあります。
- ドル/円が上昇しました → ドル高・円安
- ドル/円が下落しました → ドル安・円高
という具合です。徐々に聞きなれると思います。
もう少し詳しく説明しますね。通貨ペアは、先に表示されてある通貨の方が基準となります。ドル/円の場合は、ドルが左、円が右に表示されているので、このときはドルが基準となります。


ですので、ドル円が上昇(高くなったら)基準となったドルの価値が高くなるので、「ドル高・円安」になります。
逆に、基準となったドルの価値が下落(安くなったら)、ドルの価値が下がるので「ドル安・円高」となります。
考え方はすべての通貨で一緒です。では、ユーロ/ドルについても確認して見ましょう。
ユーロ=1.00から1.15となったとき、ユーロと交換できるドルは0.15増えたことになります。ユーロの価値が高くなり、ドルの価値が低くなったので、「ユーロ高・ドル安」となります。
ユーロ=1.00から0.90となったとき、ユーロと交換できるドルは0.1ドル減ったことになります。ユーロの価値が低くなり、ドルの価値が高くなったので、「ユーロ安・ドル高」となります。
- ユーロ/ドルが上昇しました → ユーロ高・ドル安
- ユーロ/ドルが下落しました → ユーロ安・ドル高
動かない通貨ペアもある?


為替のレートは日々、原則として変動しています。その理由はいくつかありますが、需要と供給のバランスで決まると言っても過言ではありません。
つまり、人気が高い通貨が買われ、人気の低い通貨は売られます。この繰り返しで、為替のレートは動きます。
このように為替のレートが動く通貨制度のことを「変動相場制」と言います。
そのほかにも自国通貨を特定の外貨に対して、一定の為替レートで固定する「固定相場制」というものもあります。
まとめ:円安・円高、ニュースにも聞くことが多いので勉強しておこう。


いかがでしたでしょうか?
円安や円高という言葉は経済ニュースでもよく聞かれますので、ややこしいですが覚えた方がいいでしょう。また、ドルとも密接に関わってきますので、関係性も理解しておきましょう。
最初は少し難しいですが徐々に慣れていくので安心してくださいね。覚えると円だけでなく、他の通貨同士の組み合わせでもすぐに判断できるようになります。
では、読んでいただき、ありがとうございました。




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