この記事では
- NYダウってなに?
- S&Pってなによ??
- NASDAQ(ナスダック)ってなによー!?
- 為替にどう影響するの?
という疑問を払拭していこうと思います。
この記事を読めば、世界経済に大きな影響を与えているアメリカの株価指数(NYダウ・S&P・ナスダック)が為替にどう影響しているのか理解することができます。
[jin-iconbox07]今回の記事はアメリカ株編です。日経平均については以下の記事で解説しています。

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米国株の主な指数
NY(ニューヨーク)ダウ
[chat face=”woman1.jpg” name=”初心者さん” align=”left” border=”yellow” bg=”none” style=””]ニュースでよく「NYダウ」がなんとか・・ってよく聞くんですが、なんですか?[/chat]
[box04 title=”NY(ニューヨーク)ダウ”]ダウ・ジョーンズ工業株30種平均の略。
ダウ・ジョーンズ社(ウォール・ストリートジャーナルの発行元)がニューヨーク証券取引所に上場している30種の株式銘柄を選んで、その株価の平均値をダウ平均株価として発表。
この30社は今でもアメリカを代表している有力企業群だが、入れ替えもある。ダウ平均とも言ったりする。[/box04]
[chat face=”pig3.jpg” name=”ぶた博士” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]つまり、アメリカの代表的な株価指数のことですね。日本の日経平均はこのNYダウをマネして作られたと言われています。[/chat]
[ac-box01 title=”NYダウの全銘柄はここをクリック!”]
- シェブロン
- キャラピラー
- プロクター・アンド・ギャンブル
- IBM
- スリーエム
- ゴールドマンサックス
- ウォルマート・ストアズ
- ジョンソン&ジョンソン
- ビザ
- アップル
- マクドナルド
- JPモルガン・チェース・アンドカンパニー
- マイクロソフト
- ユナイテッドヘルス・グループ
- メルク
- エクソン・モービル
- ホーム・デポ
- インテル
- ベライゾン・コミュニケーションズ
- ウォルト・ディズニー
- トラベラーズ
- コカコーラ
- シスコ・システムズ
- ファイザー
- ダウ
- ナイキ
- アメリカン・エクスプレス
- ウォルグリーン・ブーツ・アライアンス
- ユナイテッド・テクノロジーズ
- ボーイング
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S&P500指数
[box04 title=” S&P500指数”]「S&P(スタンダード&プアーズ・レーディングズ・サービス)」が発表したもの。
ダウ平均の30社だけでは全体を見渡せないという観点から生み出された、アメリカの大企業500銘柄の株価を元に算出される株価指数。
算出方法は時価総額加重平均と呼ばれる方法。[/box04]
NYダウとの違いは算出方法と構成銘柄ですが、500銘柄を対象が広いのでS&Pの方が適しているといえます。
時価総額加重平均・・組み入れ銘柄の時価総額を一時点の時価総額を比較して算出。
時価総額が大きい銘柄の影響を受けやすく、時価総額が小さい銘柄の値動きは影響度も小さくなる算出方法となっている。
日本のTOPIXは上記算出方法を用いている。
NASDAQ(ナスダック)
[box04 title=”ナスダック総合指数”]ナスダックに上場しているすべての銘柄を時価総額加重平均で算出したもの。[/box04]
[box04 title=”NASDAQ(ナスダック)”]ナスダック証券取引所をいい、アメリカの株式市場の一つ。新興企業向けの証券取引所で、ハイテク産業が中心となり、約2900社が上場している。[/box04]
ナスダックはもともと株価の自動通知システムにことを意味しており、このシステムを使って取引が実施されている株式市場をナスダック市場を呼ぶのが正確な言い方になるでしょう。
[chat face=”pig3.jpg” name=”ぶた博士” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]もう一つのアメリカの株式市場はニューヨーク証券取引所です。世界最大の取引所なんですよ。[/chat]
米株式市場の取引時間はいつ?
[chat face=”pig2.jpg” name=”ぶた博士” align=”left” border=”blue” bg=”none” style=””]米株価指数が変動するのは、ニューヨーク証券取引所が空いている時間帯です。下に立会日・立会時間を載せました。[/chat]
立会日 | 月〜金(祝祭日を除く) |
立会時間 | 日本時間:23:30~翌日6:00
現地時間:9:30~16:00 [jin-iconbox01]サマータイムに注意[/jin-iconbox01] |
米株価指数が動く要因とは?
米株価指数はいろいろなアメリカの景気や経済を表す経済指標により乱高下をすることがあります。
(例)雇用統計の場合
- 雇用者が増える → 景気がいい → 株価上昇
- 雇用者が減る → 景気が悪い → 株価下落
他にも株価に影響を及ぼしやすいと言われている指標は以下の通りです。
- FOMC
- 米GDP
- 米ISM製造業景気指数
- 米国消費者物価指数
- 米新規失業保険申請件数 などなど。
米株価指数と日経平均の関係
米株価指数を参考にして作られたと言われる日経平均。算出方法や日本の代表的な銘柄をバランスを考えて選出するという考え方はNYダウと同じです。
日本経済はアメリカ経済の影響を受けやすく、米株価指数と日経平均の値動きはとてもよく似た動きをします。そうしたことから、米株価指数は注目してみるべき指標とも言えます。
また、日本とアメリカは時差があるため、日本の市場が休んでいる間、アメリカの市場は動いており、米株価指数は動いています。
米株価指数が前日どう動いたかにより、一日の日本株の値動きの予想がつくため、多くの日本の投資家は朝起きてまずは米株価指数の値動きをチェックします。

米株価指数と為替の関係
米株価指数と為替相場には直接的な相関関係はありません。ただ、動向は参考になります。
米株価指数(特にNYダウやS&P500)の上昇はリスクをとっていこうとする動きになりやすいとされています。
例)米景気好調 → NYダウ上昇 → リスク選好上昇 → リスクの高い通貨ほど買われやすい
逆に、NYダウの下落はリスクを抑えようとする動きになりやすいとされています。
例)米景気後退 → NYダウ下落 → リスク選好下降 → リスクのある通貨は売られやすい
上記のような相関関係が基本的に成り立ちます。
ただ、ドル円ではこの動きが相関関係として基本的には生かされやすいですが、他通貨の場合ではあまり生かされないこともあります。
[jin-iconbox01]相関関係は相場の流れで変動するので、その点には注意をして米株価指数を見ていくようにしてください。[/jin-iconbox01]
まとめ
いかがでしたでしょうか?
アメリカの主要な株価指数は世界経済の中心であるアメリカの代表的な企業の株価であるため、世界的にも注目を集める指標をなっています。
米株価指数の推移をみれば世界経済の勢いがわかるといっても過言ではありません。
世界の投資家にとってアメリカの経済は影響度が大きく、アメリカ経済の現状を知ることのできるNYダウやS&P500は非常に重要な指標と言えます。
また、FXを行う上でも重要な指標になるのでしっかり把握しておきましょう。
では、最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!
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