この記事では
- FXって借金を抱えるって聞いたけど、本当?
- 国内FXと海外FXで違いがあるの?
- ロスカット?追証?さっぱりわからない・・・。
- ゼロカットってなに?
という疑問にお答えしていきます。
FXは「借金を抱える」とか「〇〇円損する」といったイメージをお持ちの方が多いと思います。こういったイメージから始めることを怖がっている人も少なくありません。
ですが、きちんとFXの仕組みを理解していれば、多額の損失は避けられます。
「損してしまう理由」や「損をしない方法」を知っていれば、怖いことはありません。
今回の記事で「FXは怖くない」と思っていただけたら幸いです。
FXでいう「損をする」ってどういうこと?


FXって借金を作ったりするって聞いたんですけど・・
FXには「損をする」と言われている2つの理由があります。
ロスカット:口座残高が半分以上なくなる
追証:口座残高が全部なくなる+借金
では、ひとつずつ説明していきましょう。
ロスカットとは?
国内外問わず、全てのFX業者はロスカットのルールを定めています。
「ロス(損)」「カット(切る・止める)」
口座の証拠金維持率が一定のラインを下回ると自動的に行われる強制決済のこと。



強制ロスカットという言い方もします。
※ロスカット水準はFXの取引会社によって異なります。
トレーダーの意思とは関係なく、ほとんどの場合はロスカットルールのもとでポジションが強制決済されることになります。



ん?ほとんどの場合ってどういうことですか?



ロスカットがうまく作動しないことがまれに起こってしまいます!
- 相場が急に変動する(リーマンショック、ギリシャ財政破綻、スイスフランショックなど)
- 市場の流動性が著しく低い など
ただ、海外FXでは仮にロスカットが作動せずに含み損が口座残高を上回って決済されても「ゼロカットシステム」でマイナスが帳消しになります。



海外だとそんなシステムがあるんですか!?



そうなんです!ゼロカットシステムについてはこの後に説明しますね。
では、ロスカットの説明に戻ります。
口座残高の20〜30%と設定している業者が多いため、簡単にいうと含み損が残高の70〜80%を超えたら、その含み損がそのまま損失額になるというわけです。
つまり、ロスカットは口座の残高が大体半分以上なくなってしまうということです。



「FXで損した」「退場した」とかはこのロスカットによるものです。
追証
FXでは時折、相場が急激に動き出すことがあります。そのときにFX業者の対応が追いつかず、正常にロスカットできないことがあります。
追加証拠金の略。
ロスカットが遅れてしまい、含み損が残高を上回ってしまう。
そうすると、残高を超えた分が追証、すなわち、借金となる。追証はFX業者に返済しなければならない。
つまり、追証とは口座残高全部+借金が損失額をいうことになります。



これが、FXで借金をするということなんですね・・。泣



国内FXはこの追証があります!海外FXには追証がありません!
「証拠金維持率」を下回らないようにしよう!


先ほど説明したように、ロスカットはそれぞれのFX業者が決めたロスカットレベル(ロスカットを発動させる証拠金維持率のこと)に達するか下回ると自動的に発動します。
そこでロスカットレベルに適用されるのは主に「証拠金維持率」(有効比率や証拠金使用率)ともいいます。
証拠金維持率についてはこちらの記事を参照してください▼


ロスカットレベルが50%ということは、証拠金維持率が50%以下になると強制ロスカットされるということになります。では、証拠金維持率の計算をしてみましょう。
必要証拠金に対する預かり証拠金の割合。
証拠金維持率(%)=有効証拠金(口座残高ー含み損) ÷ 必要証拠金 × 100
例えば、
- 口座残高:10万円
- ドル円=100円で10万通貨の買いポジションの時
- 必要証拠金は1万円・レバレッジが1000倍
- ドル円=99円に100pips下落
【この時エントリーした瞬間の証拠金維持率】
10万円 ÷ 1万円 × 100 =1000%(証拠金維持率)
100pips×10万通貨で10万円の含み損が発生していると、その時の証拠金維持率は
(10万円 ー 10万円)÷ 1万円 × 100=100%
ロスカットレベルが50%ということであれば、100%だとまだ余裕があるということになります。
海外FXの「ゼロカット」はFX初心者の味方!?


FXは投資ですので、ずっと勝ち続けられる保証はありません。損失を出してしまうとういリスクはあります。ですので、利益を増やすには、できるだけ損失を抑える必要があります。
そこで登場するのが、海外FXにある「ゼロカットシステム」なのです!!
トレーダーの損失を全て業者が肩代わりするシステム。
証拠金以上の損失をゼロに戻すので「追証」が発生しない。



海外FXは追証がないんですね!!
マイナス分を全てのFX業者が肩代わりしてくれるんです。
私が海外FXをオススメする理由はハイレバレッジであったり、このゼロカットシステムがあるからです。
そもそも国内FXで追証って発生しているの?





実際に追証になったこととかあるんですか?
国内FXはレバレッジが25倍程度ですがよほどのことがない限り、ロスカットが正常に作動しないことはまずありません。
ですが、実際過去にスイスフランショック・南アフリカランド/円暴落・イギリスの国民投票・東日本大地震・ギリシャショックなどが起こった時に追証が発生しています。



スイスフランショックは5分間で1600pipsも下落してしまったんです!
このようなサプライズのせいで、多くの借金を抱えた人も少なくありません・・・
ロスカットにならないための守るべき4か条!


ロスカット、追証はなるべく避けたいですよね。FXでロスカットにならないための守るべき3か条を提案します。
- ポジションを週末まで持ち越さない
- 少ないロットでトレードする
- 資金管理を徹底する
- 感情的にならない
①ポジションを週末まで持ち越さない
中長期トレードを狙っている人は別ですが、可能であれば市場が閉じる金曜日にはポジションを決済しておくことをオススメします。
土日は市場は休みのために取引できないので、週末に為替に影響を与えるような重大な事件・事故・自然災害などが起こった時、月曜日の市場が開いたときは週末のレートを大きく乖離してしまい、強制ロスカットになりかねないからです。
もし、土日にポジションを持ち越す時はリスクがあるということを頭の片隅に置くようにしましょう!
②少ないロットでトレードする
FX初心者の方はいきなり大きなロットで取引をすると大損してしまいかねません。
ですので、少ないロットで取引を始めて少しずつ力をつけていくことをオススメします。
ロットについては下の記事で詳しく解説しています▼


③資金管理を徹底する
資金管理はFXにおいて、とても重要です!
絶対に損をしないために証拠金については下記の記事で解説しているので、しっかりを理解しておきましょう▼


また、他にも私が行っている資金管理は「pips」を管理して行っておりますので、そちらも今後記事にしていきますね!
④感情的にならない
FXで、感情的になってトレードをしてはいけません。
- 利益欲しさに無茶なトレードをする
- マイナスのなるたびに焦ってまたトレードする
- 取引状況が気になって仕事に手がつかない
投資は感情的になっては負けてしまいます。そうならないためには資金管理を徹底すること、根拠のある取引をすることを繰り返し、冷静にトレードをすることを心がけてください。
まとめ:海外FXには追証がないのでオススメ。ただ、ロスカットにならないトレードをしよう!


ロスカットをきちんと理解できれば「FX=怖い」というのは先入観に過ぎないことがわかっていただけたかと思います。
私は追証、すなわち、借金を抱えない、ゼロカットシステムがある海外FX口座で取引しています。借金をする可能性がないというのは心の余裕もできるため、安心して取引ができますよね。
ただ、ロスカットはトレーダーの資産の損失を拡大しないためのを措置ではありますが、FXでは利益を得る以上に資金を守ることが重要です。
ロスカットにならないように、資金管理を徹底して取引をしましょう!
なぜ、「ロスカットシステムが存在するのか」、「国内FXにゼロカットシステムがないのか」などは国内外のFX会社で取り入れられている『NDD方式』『DD方式』を説明する必要がありますので、また別の記事でお話ししていきますね。
最後まで読んでいただいてありがとうございました!
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