この記事では
- FXってメリットあるの?
- FXってよくわからないな・・デメリットってあるの?
最近では副業を始める人が多くなってきましたね。資産運用の一つである、FXを始める方も多くなってきました。
FXは投資初心者でも簡単に取り組みやすく、また平日の24時間取引できることから会社員や主婦の方にも人気があります。ただ、投資ですのでもちろんデメリットもあります。
FXのメリット・デメリットについて詳しく知りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
FXをやるメリットは4つ!

- レバレッジをかけられる
- 時間と場所を選ばないし、株よりも選択肢が少ない
- スワップポイント(金利)が貯まる
- 手数料が安い
順を追って解説していきます。
FXのメリット①レバレッジをかけられる

投資を始めたいけどたくさんのお金が用意できないですし、たくさんのお金をかけるのは不安です。



準備金は5〜10万くらいしか用意できないですが・・



安心してください。FXにはレバレッジというものがあります。
FXには大金がなくても、『レバレッジ』(証拠金)と言うものを利用して、手持ちの資金以上の金額で取引することができるんです!
てこの原理のこと。小さな力で大きなものを持ち上げられるということ。
FXにおいては、ある一定のお金(証拠金)を証券会社に収めれば、少ない資金で効率よく大きな金額の取引ができる仕組み。



レバレッジはFX最大の魅力!お金持ちの人と同じ額でトレードするのも夢じゃないんです!
例えば、
10万円(自己資産)×10倍(レバレッジ)=100万円分まで取引が可能
保有している米ドルが100万円→101万円
ここで売ると差額の1万円が利益になります。
このようにレバレッジをかけることで、本来の10倍の利益を得られるのです。
- 日本の証券会社は最大25倍のレバレッジ
- 海外の証券会社は最大1000倍のレバレッジ
レバレッジはそれぞれ会社で違うので確認してみてください。
〜レバレッジの落とし穴〜
うまく運用して利益が10倍にもなるが、損をすると10倍になる可能性もあるので、要注意です!
FXのメリット②『時間と場所を選ばないし、株より選択肢が少ない』
FXは平日の24時間、ネット環境さえあれば取引が可能です。
なぜかというと、相場は世界の銀行のネットワークを介して為替取引が行われている市場になっています。
日本国内の銀行の営業時間は昼間だけですが、常に他国の銀行が営業しています。
そのため、自国の金融機関が営業していない時間もネットワークを通じて24時間、いつでも取引ができるわけです。



スキマ時間でもできるから、サラリーマンや主婦、公務員、旅人にもオススメです。
▼FXと株の違い▼
FX | 株 | |
投資対象 | 法定通貨 | 企業 |
投資対象(数) | 50通貨 | 3600社(国内上場企業) |
レバレッジ | 国内最大25倍、海外最大1000倍 | 最大3倍(信用取引のとき) |
必要な資金 | 少ない | 多い |
取引時間 | 平日24時間 | 平日9時〜15時 |
ちなみに株は、銘柄によって最低購入額が決まるため、株価によっては手が届かないことがあります。
FXであれば取引したい通貨ペアを自分で決められて、投資したい金額もその通貨に合わせて自由に売買することもできます。
また、株は景気がいい時でないと利益を出しにくいですが、FXは不況でも利益を出すこともできます。



景気が悪くても利益を出せるのはいいですね!
FXのメリット③『スワップポイント(金利)が貯まる』
スワップポイント(スワップ金利)とは、金利差のことです。



日本円は低金利です。
外貨預金では、利率の高い通貨を保有することで金利(インカムゲイン)を得ることができスワップポイントは同じような仕組みです。
FXで売買することで、金利の高い通貨を保有することで、その通貨ペアの金利差分のポイントがFXの会社から還元されます。
例えば、豪ドル金利が年2.0%、日本円の金利が年0.1%とします。
そうすると、豪ドルの方が金利が高いので、日本円を売り、豪ドルを買って保有することで、為替レートの変動がなければ年間1.9%のスワップポイントを得られるわけです。
〜100万円で高金利通貨を保有した場合〜
- 普通預金 → 金利は年0.001%
- 外貨預金 → 金利は年0.2% → 金額2000円
- FX → 金利は2.5% → 金額25000円
スワップポイント運用でおすすめの高金利通貨
高金利通貨 → トルコのリラ、南アフリカのランド、メキシコのペソ、ブラジルのレアル
低金利通貨 → 日本の円、スイスのフラン、EUのユーロ
新興国通貨は特にスワップポイントが高い傾向にあり、トルコの通貨であるリラは年8.0%です!!
基本的に新興国通貨はスワップポイントが高いです。
高スワップの通貨ペアまとめ
- 南アフリカのランド⇄日本円
- トルコのリラ⇄日本円
- メキシコのペソ⇄日本円
- 米のドル⇄日本円
- ニュージーランド⇄日本円
- カナダドル⇄日本円
スワップは各国の金利に合わせて日々変更され、FXの会社によっても付与されるスワップポイントは変わります。



最新のスワップポイントは自分で確認しましょう。
逆に高金利の通貨を売って、低金利の通貨を買ったときは、スワップポイントがマイナスになるため注意してください。
FXのメリット④『手数料が安い』
FXは日本円で、ドルを買ったり売ったりして利益を出します。
簡単にいうと『両替』のようなものです。
海外旅行に行く時、日本円をドルに両替すると、両替手数料がだいたい3円ほどかかりますが、FXではその100分の1程度の手数料で日本円を外貨に両替できます。



手数料100分の1はすごいですね!
FXのデメリットとは?


これはもう、当たり前といえばそれまでですが、損害を被るリスクがあるという事です。
「投資に絶対はありません!!」必ずリスクはあります。
- 為替変動リスク
- レバレッジによるリスク
- 金利変動リスク
- 流動性のリスク
- システム障害のリスク
この5つのリスクについて解説していきます。
FXのリスク①『為替変動リスク』
FXで取引した通貨が自分と思っていた方向とは逆に動いた場合、損失が出てしまうこと。
為替は需要と供給、経済や金融政策などの様々な要因によって変化します。
短時間でレートが大きく動く場合もあるのです。
例えば、
10万で買った米ドルが11万円になれば1万のプラスです。
だが、逆に相場が動き、9万円になったとします。
そうすると1万円の損失となります。
ただ、大きな為替変動は大きな利益を得られるチャンスだということも覚えておきましょう。
FXのリスク②『レバレッジによるリスク』
レバレッジは手持ちの資金が少なくても多いな利益を生むこと。レバレッジをかければかけるほど、損するリスクも大きくなる。
例えば、日本の証券会社で取引した場合
レバレッジ最大25倍にすれば手持ちの資金4万円で、100万の取引ができます。
ですが、100万円分の米ドルを買い、相場が2円下がると損失は2万円になり、手持ちの資金が半分になります。
つまり、資金維持率が50%になってしまいます!
このように相場が大きく変動すると大きな損失に繋がりかねません。
こうならないために、『強制ロスカット』という仕組みがFXの会社にはあります。
一定の証拠金維持率が下回ると自動的に損失を確定し、決済を行う仕組み。
つまり、強制ロスカットにあってしまうと資金がほぼなくなり、トレードできなくなってしまうことがあるため、十分に注意しましょう!
また、レバレッジを大きくかけるという事は、それだけ損失に耐えれる資金力が必要になります。
レバレッジがあるからと一攫千金を狙うようなギャンブル的考えは、すぐに強制ロスカットされる危険があるため危ないですよ。
FXのリスク③『金利変動リスク』
スワップポイントは金利の高い通貨を保有することで貯めていくが、この金利差が逆転すると、逆にスワップ分の支払いが発生すること。
金利が変わるタイミングは金融政策や世界情勢にも関わってくるため、絶対的に特定はできません。
新興国通貨は政治リスク・経済リスクがつきまとうため、、スワップポイントで利益が出ていても、急激な為替変動で大きな損失が出る可能性があります。
FXのリスク④『流動性のリスク』
[box04 title=”流動性リスクとは?”]流動性とは「現金化しやすいかどうか」という事です。メジャー通貨は緩やかな値動きなので取引しやすく、マイナー通貨は値動きが大きく変動するリスクがあります。[/box04]
流動性の高い通貨は信頼度が高く、多くの人が取引をしているので現金化しやすいです。
また流動性の高い通貨の特徴として、多くの人が取引をすればするほど、値動きが緩やかになっていくことが挙げられます。
FXでは流動性が高い通貨は一般的にメジャー通貨と言われているものが多いです。
反対にマイナー通貨、例えば南アフリカランドなどは流動性が低く、取引の参加率も悪いため、少しの注文で値動きが大きく変動する可能性があります。
そのため、ギャンブル性は高いものになります。スプレッドも広がりやすく、トレーダーにとって不利な取引になることもあります。
[box04 title=”メジャー通貨の特徴”]
- 取引をしているトレーダーが多い
- 値動きが緩やかで取引しやすい
- 為替変動リスクはあるが、突然に相場が急激に動く可能性は低い。
[/box04]
[box04 title=”マイナー通貨の特徴”]
- 取引をしているトレーダーが少ない
- 少しの注文で値動きが大きく変動する
[/box04]
これらの特徴を覚えた上でトレードをしていきましょう!
FXのリスク⑤『システム障害のリスク』
FXはインターネット環境を使用するので、ネット回線のトラブルやパソコン、携帯の不具合で、取引できなくなってしまうことがあります。
“主にこれら3つが大きなリスクです”]
- 大きな利益を流す
- 損失を止められない
- 入力ミスで、意図しないレートで取引されてしまう
[box04 title=”主にこれら3つが大きなリスクです”]
- 大きな利益を流す
- 損失を止められない
- 入力ミスで、意図しないレートで取引されてしまう
[/box04]
また、業者側でのシステム障害が起こることもあるので、対応はそれぞれ使用している業者に聞いた方がいいです。
FXって大損するの?借金になっちゃうの?



やっぱり稼げるってことは大損をしてしまったりしないんですか?
例えば、株式の信用取引は保有している株価が保証金以上の損失を出してしまい、最悪の場合、追加損失分を「追証」として支払わなくてはいけません。つまり、元本以上の損失を出してしまう可能性があります。
まとめ


いかがでしたでしょうか?
FXはリスクばかりあると思われがちですが、そんなことはありません。
レバレッジに関しては国内口座より海外口座の方が利益を出す上でメリットは多くあります。
リスクをデメリットと考え、デメリットが多いから危険という風に考えてしまうと、他のことにも挑戦できなくなってしまいます。
FXで利益を出すためにはきちんとリスクがあることを理解しましょう。きちんとメリット・デメリットを理解すれば、安全にトレードをすることができます。
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